
【NQNニューヨーク=横内理恵】17日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に下落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比1.60ドル安の1バレル18.27ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの影響で世界経済が急激に落ち込んでいる。原油需要が一段と減少し、需給が悪化するとの見方が相場の重荷となった。
一時は17.31ドルと期近物として2001年11月以来、ほぼ18年半ぶりの安値を付けた。5月物の取引が21日に終了するため、期近物の限月が交代するのを前に期先物への乗り換えが進み、5月物の下げ幅が大きくなった面があった。
中国国家統計局が17日に発表した20年1~3月期の実質国内総生産(GDP)が前年同期比6.8%減と記録のある92年以降で初めてのマイナス成長となった。新型コロナの感染拡大で経済活動が停止した影響が出た。外需の落ち込みから4~6月期以降の回復も緩やかになる可能性が高い。
欧米では累計の感染者数は増加しており、都市部などを中心に経済活動の正常化に時間がかかるとの見方が多い。石油輸出国機構(OPEC)や主要産油国が12日に大幅減産で合意したものの、需要の落ち込みを補うには不十分とみられている。需給改善のめどがたたないことも売りを促した。
石油サービス会社ベーカー・ヒューズが午後に発表した米国の石油掘削設備(リグ)の稼働数は438基と前週から66基減った。15年2月以来の減少幅となり、足元の4週間では226基縮小した。半面、米エネルギー情報局(EIA)が公表する石油在庫統計では原油在庫の積み上がりが続いており、米国内でも需給の急激な悪化に歯止めがからない状況となっている。
ニューヨーク金先物相場は3日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比32.9ドル安の1トロイオンス1698.8ドルで取引を終えた。米株式相場が反発し、実物資産の裏付けがあり、リスク回避の際に買われやすい金先物の重荷となった。
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April 18, 2020 at 03:08AM
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NY商品、原油が大幅下落 一時18年ぶり安値、需給悪化観測 金は続落 - 日本経済新聞
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