2020年05月08日10時03分
【ワシントン時事】米司法省は７日、トランプ政権のロシア疑惑に関する偽証罪で公判中の元大統領補佐官（国家安全保障担当）フリン被告について、連邦地裁に起訴取り下げを申し立てた。野党民主党は、政権の「政治的圧力」で刑事司法がゆがめられたとして強く反発している。
検事の一人は７日、事件の担当から外れる意向を表明した。起訴取り下げへの抗議とみられる。
フリン氏は、政権発足直前に交わした当時の駐米ロシア大使との会話に関し、２０１７年１月の連邦捜査局（ＦＢＩ）の取り調べにうその証言をしたとしてモラー特別検察官（当時）に起訴された。当初は罪を認めていた。
司法省は７日、法廷に提出した文書で「全ての事実と状況について精査を重ねた結果、（フリン氏の）取り調べは正当な捜査の根拠なしに行われた」と取り下げの理由を説明した。 
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May 08, 2020 at 07:43AM
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米政権、元補佐官の起訴撤回へ 「政治圧力」と野党反発 - 時事通信ニュース
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