経済活動再開を数日後に控える米 ニューヨーク市。数カ月に及んだロックダウンから日常を取り戻すため長くつらい再開準備を進めてきた事業者の多くがここ数日の暴動を受け、営業再開のスタートラインにたどり着こうともがいている。
白人警官による黒人暴行死事件に抗議するため平和的な群衆が過去5日間に5つの区に集結したが、その後、略奪行為が続き、雑貨店の窓が破壊され、商品が奪われる事態となっている。警察当局は強硬な姿勢で対応し、デモ参加者を逮捕。カリフォルニア州や首都ワシントンでは催涙ガスも使用された。
ニューヨークでは2日、新たな暴動で通りが粉々に砕けたガラスで覆われた。商業と娯楽の中心地として盛況だったミッドタウンなどの店舗も略奪被害を受けた。アベニューBにある雑貨店のホアン・イグナシオ・メンデスさんは、開店時間を午前7時から8時半に遅らせてがれきを掃除し、夜間の抗議デモに備えて窓ガラスを覆った板を外す作業が5月29日以来、日課となっている。
5月上旬から店を開けることができたというメンデスさん(53)は、抗議デモや新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による心理面への打撃は経済的な損害よりも深刻だと述べ、「6月をとても楽しみにしてきた」が「今後楽しみにすることはあまりない」と語った。

抗議デモの夜に略奪された土産物店(6月2日)
フォトグラファー:JOHANNES EISELE / AFP via Getty Images
マンハッタンの34丁目にある百貨店メーシーズの旗艦店も被害を受けた。トランプ大統領は2日午後のツイッター投稿でこの件を取り上げ、「州兵を投入せよ!」と呼び掛けた。
デブラシオ市長は2日の記者会見で、混乱の有無にかかわらず、ニューヨーク市は引き続き8日に経済活動の再開に着手する計画だと表明。「話題がパンデミック一色だったのはわずか数日前だとは信じ難い。パンデミックはまだ続いており、対処しなければならない。この市を再開する必要がある」と述べた。
ニューヨーク州のクオモ知事は市長が脅威を過小評価したと指摘し、街頭での8000人の警官配置と午後11時からの外出禁止令では不十分だと話した。同市は夜間外出禁止令を今週いっぱい継続し、開始時刻を午後8時に前倒しした。
グレーター・ニューヨーク商業会議所のエグゼクティブディレクター、ヘラナ・ナット氏は、コロナ対策による休業の隙(すき)を突いた略奪が行われていると指摘。「小売店が開店し、従業員が職場に復帰していれば、地域の人々や平和的な抗議参加者が、営業中の商店を取り巻き、略奪者の侵入を防ぐだろう」と語った。
原題:
NYC Businesses Crushed by Covid Must Reopen Amid Rubble (2)(抜粋)
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June 03, 2020 at 01:30PM
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コロナ禍で打撃受けたNY市の事業者、がれきの中で営業再開へ - ブルームバーグ
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