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朝イチで池ポチャから4パット 渋野日向子“最下位”に「最悪」 - ゴルフダイジェスト・オンライン

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◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(10日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577yd(パー70)

渋野日向子のムービングデーはスタートから激動だった。大会3日目まで通じて最難関ホールの出だし10番で、1Wショットはラフへ。池越えの左サイドにあるピンまでは151ydだが、グリーンエッジまでは130ydを切っていた。ライも悪くなかったという。7Iで「若干ダフった感じ」のセカンドショットは思ったよりも低く出て、そのまま水の中に消えた。

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ドロップエリアからの4打目はグリーンから飛び出す勢いで戻り、ギリギリで止まった。そこからきつい上り傾斜にも苦しめられ、初日12番に続く4パット。「(池を避けて安全に)右を狙うとか、そういう選択もできたと思う」と2打目を振り返りつつ、「やっぱり、その後かな。4パット…」

「4打目も思った以上に返ってきてしまって、すごいビックリしたんですけど、その後は呆然でした。一番、最悪なことをしてしまった。情けないです」と自分を責めた。

ショットのミスに対する怒りを消化できなかった前日を踏まえ、ダブルパー発進にも何とか気持ちを落ち着けようとした。切り替えになれば、と大好きな日本のお菓子の袋を開けたりもしたが「なかなか3mより長いスライスラインに対して、入るイメージが湧かなかった。ほぼすべて右に外してしまう。自分のストロークの問題」。ショットで作ったチャンスをスコアに結び付けられなかった。

悔しさいっぱいの一日にあって成長を示したのは、前半16番(パー5)。右ピンで花道も使えたことで2オンを狙った前日から一転、2打目を冷静に刻んで得意な距離を残し、ウェッジショットで1m強にピタリ。最終9番(パー5)も3Wの2打目をグリーン近くまで運び、アプローチで上りのラインを残すまではプラン通りだったが、こちらはバーディパットを決められなかった。手持ちの武器で必死にゲームを組み立てようとした。

「たぶんあすもしっかり(コースに)やられるんだろうなっていうのは、もう思っているので」と苦笑いの自虐節を挟みながら、「自分の気持ちをしっかりコントロールして1ホール1ホール、一打一打しっかり考えて、18ホールをすごくかみ締めて回らないと」と言った。通算11オーバーの73位タイ。決勝ラウンド進出選手ではリーダーボードの最も低い位置から、ひとつでも上を目指すだけだ。(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア/亀山泰宏)

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