主力・道渕諒平に逮捕報道！ J1ベガルタ仙台「未勝利記録＆債務超過」だけではない新たな問題（サッカー批評Web） - Yahoo!ニュース

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　10月20日発売の写真週刊誌『フラッシュ』（光文社）に衝撃の記事が掲載された。J1仙台のMF道渕諒平が、9月7日に傷害罪の容疑で宮城県警に逮捕されていたというのだ。【画像】ベガルタ仙台MF道渕諒平の写真　同誌によると、道渕は2019年6月頃から地元放送局の情報番組に出演していた女性タレントと交際。しかし、この女性タレントにありとあらゆるDVをしていたという。　実際、『フラッシュ』には、この女性が受けた暴力によるあざの写真や、自らに包丁を突き付けて脅した動画の写真が掲載されている。また、知人が明かしたDVの詳細な内容も記載されており、山中で降ろされて放置されたことなどが明かされている。　道渕がこのようなDV事件を起こしたのは、これが初めてではないという。前所属のヴァンフォーレ甲府でも別の知人女性への暴行事件で逮捕されている。不起訴処分となったものの、クラブは事件の重さを鑑みて、処分を発表。その内容は、この年の公式戦出場停止と、活動停止3か月、さらに、減俸20％を3か月間に加えて、12月までの社会貢献活動の実施というものだった。

　このとき、クラブを通して「今後は全てのご批判を真摯に受け止め、二度と同様の過ちを犯さないことをお誓い致します」とコメントを出していたが、それを裏切ることになる。今回、同誌の取材に対して仙台は道渕の事件を認めたうえで、「重い処分を科したうえで活動を継続」させているという。　同誌の報道によれば、逮捕は9月7日。その前に出場した最後の試合は8月15日のホーム清水戦で、途中出場での29分間のプレーだった。逮捕後に初めて出場したと思われるのが9月20日のアウェイFC東京戦で、これも途中出場での15分間のプレーだった。　道渕は9月27日のC大阪戦以降は先発を続けており、10月18日の浦和戦まで、5試合連続でスターティングメンバーに名を連ねている。　今季は負傷もあってリーグ戦の出場数はここまで13試合1得点だが、甲府から移籍してきた昨季は25試合5得点と主力に定着していた。強靭なフィジカルを生かした推進力やミドルシュート、ダイナミックなプレーは仙台に欠かせないものとなっており、今年のホーム川崎戦で見せた弾丸ミドルシュートはまさに道渕らしい得点だった。　道渕はジュニアユース、ユースと仙台の下部組織出身の期待の星だ。明治大学、甲府を経て仙台に復帰するや、サポーターの心をつかんだ。今年の春季キャンプでは、同じく下部組織出身のMF佐々木匠と同部屋だった。地元出身の主力選手だけに、この報道が与えるショックは大きいことが予想される。

　現在の仙台は、10月18日の浦和戦に0-6で負けたことで、13戦未勝利というどん底の状態。そのうえ、コロナ禍による収入の減少で、2020年度の経常損益は6億6400万円の赤字を見込んでおり、結果3.5億円もの債務超過となる見通しを発表している。チーム存続の危機がかかった状態で、所属選手が、プロスポーツ選手としてあるまじき事件が起こしてしまったことになる。　この報道に対し、道渕だけでなく仙台はクラブとしてどう対応するのか。注目したい。

サッカー批評編集部

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