
朝、目覚めると家のなかは暗く、窓やドアが氷に覆われていることに気付く。これがおとぎ話なら外の雪景色に大喜びしそうなものですが、実際はそう浮かれていられません。家が丸ごと、茶色く汚れた氷に覆われてしまったんですから。先週末、ニューヨーク州ハンバーグのエリー湖に面したフーバー海岸の住民たちは、そんな現象に襲われてしまいました。
Foxニュースはこの光景をディズニー映画『アナと雪の女王』のようだと報じていましたが、実際は違います。率直に言って、氷漬けになってしまった家屋の見た目はひどいし危険です。落ちてくるツララでケガをする可能性だってあります。画像のとおり、窓や屋根のいたるところにぶら下がっていますからね。分厚い氷をどうにかして出たり入ったりするには苦労しますし、怖いもんです。
この奇妙な光景は、冬の嵐が引き起こしたもの。先週、エリー湖では時速20マイルの風、さらには時速40マイルに達する突風が吹き荒れました。そうした風がエリー湖からの水波と冷たい空気と一緒になって、家々を覆う厚さ1~3フィート(約30~91cm)の氷を残していったのです。
この現象は以前にも起きています。昨年、オンタリオ湖の水分が強風に運ばれて、ニューヨーク州プラスキではさらに多くの“氷の家”がみられました。
五大湖沿岸での暮らしは、冬季の天候ではこういった“氷の家”以外にも予期せぬ出来事に見舞われます。この地域は、冷たく乾燥した空気が湖上を移動する際に湖水の水蒸気を含み、沿岸部に雪を降らせる湖水効果雪で有名です。2017年には、ペンシルベニア州エリーでたった30時間のうちに53インチ(約135cm)という記録的な降雪がありました。
どうやら湖岸の住民はエリー湖に近いがために降る大雪だけでなく、住宅を覆う氷の心配もせざるを得なくなってしまった模様。ニューヨーク州北部は冬の厳しさで知られていますが、こういった“氷の家”は次元が違います。
氷漬けの家々は、溶け出すとさらに危険になります。どうか人も家屋もダメージがありませんように。
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March 11, 2020 at 08:00AM
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ニューヨークの小さな村が、波風によって氷漬けに - ギズモード・ジャパン
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