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“ニューヨークを助けて!” 医療ボランティアの現場|特集ダイジェスト|NHK 国際報道 - NHK NEWS WEB

小児科医グレッチェン・ボルクさん(4月12日ジョン・F・ケネディ空港)

先月(4月)12日、ニューヨーク州北部のロチェスターで小児科医として勤務するグレッチェン・ボルクさん(50)は家族を残し、ひとりニューヨーク市へと向かった。

グレッチェン・ボルクさん

「大変なことになっているのが頭から離れないのです。数時間あれば助けに行けると思うと、居ても立ってもいられません」と、ボルクさん。この日、ニューヨーク州では1日の死者数が750人に上っていた。

ボルクさんが派遣された病院

ボルクさんが派遣された先は、感染者の多いブルックリン地区の公立病院。主治医のサポート役として、薬の投与や酸素吸入など、ふだんなら看護師が行う仕事を任された。そこで目にしたのは、休みなしに働く医師や看護師たちの疲弊しきった姿だった。

小児科医 グレッチェン・ボルクさん
36人の患者を医師2人、看護師2人、研修医2人と私、たった7人で治療しています。みな体調を崩すのではと心配です。

ボランティア2日目、ボルクさんは現場の厳しさを目の当たりにした。

小児科医 グレッチェン・ボルクさん
病院のスタッフの男性が亡くなりました。命を落とすとは思ってもいませんでした。

さらに追い打ちをかけるように、ボルクさんが手当を任されていた76歳の女性患者の容体も急変。呼吸困難に陥った。

小児科医 グレッチェン・ボルクさん
彼女は息ができず、すごく怖がったので、数時間、手を握ったり、頬をなでたりして安心させようとしましたが、どんどん容体は悪化していきました。

イメージ

オペラ歌手だったというこの女性は、時折、フランス語で美しい歌声を聴かせてくれていた。話し好きで、ボルクさんとの会話を楽しんでいた。しかし、翌朝に息を引き取った。

夫のジェフリー・ボルクさん

自宅でボルクさんの帰りを待つ夫のジェフリーさんは、「彼女が感染するのではないかと最悪のシナリオを考えずにはいられません」と、過酷な環境で働く妻のことを案じていた。

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May 13, 2020 at 04:40PM
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