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コロナ禍で「全てゼロ」 危機克服へNY日本食店団結―開業36年、先駆者八木さん - 時事通信ニュース

2020年06月18日07時10分

米ニューヨークで日本食レストラン16店舗を展開するTICレストラングループ社長の八木秀次氏(同グループ提供)

米ニューヨークで日本食レストラン16店舗を展開するTICレストラングループ社長の八木秀次氏(同グループ提供)

 米国で新型コロナウイルス危機の「震源地」となったニューヨークで日本食レストランが苦境に立たされている。1984年に現地で日本食店を開業し、先駆者として日本食の普及に取り組んできたTICレストラングループ社長の八木秀次さん(71)に話を聞いた。

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 ―当地の飲食店が直面している問題は。
 家賃や人件費が高く、テークアウトやデリバリーでは負担を賄い切れない。店舗が狭く、再開時にどのように対人距離を確保するかも課題だ。
 ―日本食レストラン特有の問題は。
 営業再開が認められていないカウンターバー形式の店が多い。すしなど高価格帯の店は客足が戻りにくい面もある。ニューヨーク市内だけで日本食店が900店近くあるとされるが、どのぐらいが生き残れるか分からない。
 ―八木さんの店も影響を受けた?
 全16店舗を一時閉鎖した。現在は一部業務を再開したが、店舗を減らさなければ経営が立ち行かないと考えている。
 ―過去の危機と比べてどうか。
 2001年の米同時テロの際は一部区域が封鎖されたが、まだ人の動きはあった。今回は都市全体が封鎖され、ダメージは何倍も大きい。長年積み重ねてきたものが全てゼロの状態に戻ったような感じだ。
 ―NPO法人を立ち上げた。
 4月末に「ニューヨーク日本食レストラン協会」を設立して初代会長に就いた。みんなで団結して知恵を絞らなければ、この危機を乗り切れない。
 ―ニューヨークの日本食の将来は。
 すしや懐石などの質が上がっており、人気は今後も続くと思う。ただ、法律や規制でコロナ後のレストランの在り方は変わるだろう。日本食の分野でもケータリングなどのサービスが広がっていくかもしれない。
 ◇八木秀次氏略歴
 八木 秀次氏(やぎ・しゅうじ)千葉県内の高校を卒業後、68年に渡米し、フィラデルフィアのレストランで勤務。76年にニューヨークで野菜卸売業を開業し、84年に日本食店をオープン。19年秋の叙勲で旭日双光章受章。茨城県出身。

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June 18, 2020 at 05:17AM
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