男子シングルス決勝で第2シードのドミニク・ティエム(オーストリア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に2-6、4-6、6-4、6-3、7-6で逆転勝ちし、4大大会初制覇を果たした。

ティエムはツアーで今季初勝利、通算17勝目となり、優勝賞金300万ドル(約3億1800万円)を獲得した。四大大会の初優勝者は2014年全米オープンのマリン・チリッチ(クロアチア)以来となった。

◆ティエムの話 2人とも優勝という形になればいいのに、と思っていた。それに値する試合だった。(新型コロナウイルス禍の中)この大会を開催してくれた関係者に感謝を述べたい。(共同)

◆ドミニク・ティエム(オーストリア)テニスコーチの両親を持ち、6歳で競技を始めた。11年にプロに転向し、兵役後の15年にツアー大会で初優勝。四大大会は18、19年全仏オープン、20年全豪オープンで準優勝。19年3月のBNPパリバ・オープンで四大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会を初制覇した。185センチ、79キロ。27歳。ウィーナーノイシュタット出身。

(共同)