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ダル、七回途中2失点の好投もカブスは連敗で終戦 - サンケイスポーツ

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マーリンズ戦の7回途中、降板するカブスのダルビッシュ(左から2人目)=シカゴ(AP=共同)

マーリンズ戦の7回途中、降板するカブスのダルビッシュ(左から2人目)=シカゴ(AP=共同)【拡大】

 (米大リーグ、カブス0-2マーリンズ、2日=日本時間3日、イリノイ州シカゴ)カブスのダルビッシュ有投手(34)はワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)の第2戦に先発し、6回2/3を投げ5安打2失点、2四球(1敬遠)、1死球、6三振、94球。カブスは打線が沈黙し、0-2で連敗を喫し、敗退が決まった。

 「きょうはそんなに力強かったわけではなかったので、すごく慎重に投げていました。コントロールはそんなに悪くなかった」

 六回まで2安打無失点。0-0の七回2死で5番、クーパーに左越えソロを許した。さらに次打者のジョイスに左中間へ二塁打、ロハスを申告敬遠し一、二塁。8番のシエラに右前適時打を打たれ、交代した。

 コロナ禍で通常の162試合からは、大幅短縮された60試合のレギュラーシーズン。8勝(3敗)を挙げ、日本投手として初の最多勝利に輝いた。さらに防御率2・01はリーグ2位、93三振は4位、76投球回は3位、1イニングあたり何人の走者を許したかを示すWHIPでは4位の0・96の各部門で上位に入る好成績を残した。

 「数字を見れば、どの投手ともある程度、張り合えるくらいの数字はあったと思う。そこのレベルにいけている、去年の後半くらいからそこが見えている、と周りに言っていた。トップレベルが見えている、と。そこの位置に近い、と思っているけど、それと同時に例えば、デグロム、カーショー、バーランダーであったりあのへんとの差がまだ、自分の中では遠いと思います」

 サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)候補にも挙がりながら、それでもメジャーの一流投手たちとの差を感じたという。来季は6年契約の4年目。「(今季は)今までの中で段違いでいいとは思いますけど、もっとよくなれると思います」と自身への期待を胸に、異例のシーズンを終えた。

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