
【3月19日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大防止のためレストランなどが閉鎖された米ニューヨークでは、自宅で食事をとる習慣のない市民らが、自転車で料理を運ぶ宅配業者にますます頼るようになっている。
飲食店やバーに対する閉鎖命令が出て以来、料理の宅配業務を担う約4万人の配達員が、市内で重要な役割を果たしている。こういった配達員のほぼ全員が健康保険や在留許可を持たない移民たちだ。彼らは感染を恐れてはいるが、働き続けるほかないと言う。
ブルックリン(Brooklyn)に住むアルベルト・ゴンザレス(Alberto Gonzalez)さんはAFPの取材に対し、「ほかの人たちが家にいるとき、われわれは新型ウイルスに感染するリスクに直面する。本当に不安だ」と語った。
「家には妻と4人の子どもがいる。対策としてみんな屋内で過ごしているが、私が外出することで家族を危険にさらしているとしたら何の意味があるんだ」
移民支援団体「メーク・ザ・ロード・ニューヨーク(Make The Road New York)」の活動にも参加しているゴンザレスさんは、配達員には「より手厚い保護が必要」だと語った。
「どういった人が検査を優先的に受けられるのか、保険や在留許可がない人々が検査や治療の費用を払わなければならないかどうかもはっきりしない」とゴンザレスさんは話した。
配達員らは感染リスクを最大限減らそうと苦心しており、多くは手袋やマスクを着用し、頻繁に消毒ジェルを使用し、中には自転車のハンドルをビニール袋で覆っている配達員もいる。
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March 19, 2020 at 11:40AM
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感染怖いが休めない、ニューヨークの料理宅配ライダーたち - AFPBB News
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