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阪神・矢野監督、5人以上の会食に「自分自身の自覚の甘さと認識の甘さがあった」 - サンケイスポーツ

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矢野監督はベンチでガックリとうつむく。仕切り直しの一戦だったが…。(撮影・水島啓輔)

矢野監督はベンチでガックリとうつむく。仕切り直しの一戦だったが…。(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・リーグ、中日4-2阪神、19回戦、阪神11勝8敗、13日、ナゴヤD)阪神は3位の中日に2-4で敗れ、ゲーム差が0・5と縮まった。矢野燿大監督(51)は試合前に取材に応じ、多人数で会食した件を謝罪。球団の許可を受けた上での行動だったが、世間を騒がせたことを陳謝した。藤原崇起オーナー(68)=阪神電鉄会長=が自身の続投の方針が変わらないことを口にしたことには、感謝して前向きにとらえた。

 観衆4187人と寂しい敵地で、比較的席が埋まった左翼席に「決意」を届けることはできなかった。虎党に再出発の1勝を報告できず、矢野監督は唇をかんだ。

 「やっぱり点を取らんとね。(中日の先発)勝野もそんなにいいという感じはしなかった。きりきり舞いじゃないだけに悔しい」

 一回に大山のリーグトップに立つ26号2ランで景気よく先制しながら逆転負け。先発の高橋が序盤につかまり、打線も二回以降は沈黙した。ナゴヤドームは3勝7敗で、2試合を残して3年連続の負け越しが決定。0・5ゲーム差に迫る中日に14日も敗れれば3位転落の危機だが、試合前には勝負に関係のない騒動で、世間を騒がせたことをわびた。

 「ファンの人を喜ばせたいと言っているのに、今回の件でがっかりした人はいると思う。申し訳ないと思っています」

 8月の広島遠征で、選手を含む5人以上での会食を設けたことを前日12日に一部で報じられた。球団が新型コロナウイルスの感染リスクが比較的低い広島と名古屋で、月に1度の指定日に外食を許可していた時期。会合は「4人以下」や「2時間以内」などの内規から外れたものだった。

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