[ワシントン 5日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は5日、ロイターとのインタビューで、規制当局者の新型コロナウイルスワクチン承認のタイミングに関して、政治的な要因に左右されることはないと述べた。ワクチンが11月3日の大統領選前に承認されれば、トランプ米大統領に有利に働く可能性がある。
ファウチ氏は「この件について規制当局者と話しをしたが、規制上の判断で政治的配慮が介入する余地はないと彼らは断言した」と述べた。「こうしたことは明らかに話題になるため、われわれはこの件について明確に意見を述べた。規制上の手続きを行う担当者らは、最も考慮すべき事は、(ワクチンの)安全性と効果であるとわれわれに確約した」と説明した。
また、新型コロナウイルスをどの程度深刻に捉えるかという点で、人々の間で考え方が違うと指摘。「我々が一丸となり、皆が同じ船に乗っていれば、今よりもずっとうまく対応できるはずだ」と語った。
また、ウイルス感染の初期段階でマスク着用が政治問題化されたことは残念だと述べた。
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August 06, 2020 at 08:39AM
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ワクチン巡る当局判断、政治要因には左右されず=ファウチ氏 - ロイターニュース - 国際 - 朝日新聞社
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